池田市図上防災訓練を実施
池田市は最大震度6強の地震を想定した防災図上訓練を実施した。市の各部局を挙げての訓練で、平成17年から阪神大震災のあったこの時期に毎年行っている。
訓練には市職員77人のほか、市内の自主防災組織27団体、池田警察署、大阪府池田土木事務所が参加。地震発生直後に被害を予測し情報共有するため、地区ごとの自主防災組織と連携し、想定される被害に対する対策を練った。
この日は、「平成23年1月18日午前9時に豊中を震源とする地震が発生。池田市の計測震度は6強」の想定で訓練を開始。「●●会館が半壊」、「●●地域でガスもれ」、「●●の橋が倒壊で通行不可」など自主防災組織などから無線を通じて連絡を受けた被害情報をもとに、各対策部員が火災発生状況、安否確認状況、避難誘導状況など情報集めに奔走した。集めた被害状況は総括部に集約され、情報の共有がなされていた。
市長公室危機管理課の近藤幸男・危機管理担当監は「今後もより実践的な訓練に努め、震災の体験を忘れることなく、いざというときに備えていきたい」と話した。=情報提供・池田市
(進藤郁美)
更新日時 2011/01/18