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ひとり暮らし応援事業者ネットワークが被災地に水

積み込み作業

豊中市内にあるコンビニやスーパーなどの事業所で構成する「ひとり暮らし応援事業所ネットワーク」は4月19日、熊本地震の被災者の支援のため、ペットボトルの水合計50箱を佐賀県武雄市と連携して被災地へ送った。
ネットワークは豊中市社会福祉協議会(永井敏輝会長)が組織する団体の1つ。24業種550の事業所で構成され、ひとり暮らしの生活に不安のある高齢者などを支えるため、仕事を通じて見守りや安否確認などを実施している。
 豊中市は1995年に起きた阪神大震災で、府内で最大の被害を受けた。その時に全国から多くの支援を受けたことから、協議会は熊本地震での支援を決めた。18日になって武雄市役所から熊本市内へ直接搬送が可能となり、避難所での支援物資の受入れを開始したことを受け、生命に関わりがある水を支援物資に決定した。協議会がネットワークの店 舗型の事業所に呼び掛け、所属するコンビニエンスストアやスーパーマーケットの約10事業所が、支援物資を提供した。
 この日はネットワークから提供された支援用の水を、午後7時すぎに到着した宅配便に協議会の職員が順次積み込みの作業を行った。午後7時20分に積み込み作業が終了し、武雄市に向かって出発した。
 協議会は「阪神・淡路大震災の経験から、被災者が今必要としているものを届けたいと考えています。できるだけ早く被災者のもとに支援物資が届くよういろいろなルートを探し、市民の皆さんをはじめ同ネットワクとともにこれからも支援を続けていきたい」と話していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.04.20

更新日時 2016/04/20


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