ジャンボたいまつ完成 豊中市指定の無形民俗文化財「獅子神事祭」で披露
原田神社(豊中市中桜塚1)で10月1日から開かれる、豊中市指定の無形民俗文化財「獅子神事祭」を彩る大・小12基のたいまつが完成した。胴回り約3.5メートル、高さ約1.3メートルの特大サイズのたいまつが、10月9日の宵宮祭で点火される。
「獅子神事」は7世紀後半、天武天皇が悪疫退散を祈願して獅子頭をかぶった舞を奉納したことが起源とされている伝統行事。1987年に豊中市の無形民俗文化財に指定された。秋祭りは、1日の神社境内の舞初式に始まり、各地区を獅子舞が渡御する巡祭(2日~8日)を経て、9日の宵宮祭、10日の本殿祭で締めくくられる。
氏子たちでつくる「たいまつ保存会」の土肥安弘会長(74)は「竹やわらなどの材料も年々手に入りにくくなってきているが、たいまつ作りの技術を、次の世代に伝えていきたい」と話していた。=情報提供・池田市(早川方子)
更新日時 2010/09/27