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被災地の子どもたちが池田市で自然体験

与野川で水遊び

 NPO法人「トイボックス」(大阪市西区北堀江、白井智子代表)が運営しているみなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」(福島県南相馬市原町区雫字塔場下)に通う児童9人が8月7日、池田市を訪れて自然体験を楽しんだ。
 東京電力第1原発の影響で外で自由に遊ぶ機会が少なくなった被災地の子どもたちに、自然のなかで楽しく遊んでもらおうと企画された。トイボックスは、池田市立山の家(五月丘5-3-18)の指定管理も行っていることから、2013年に続いて池田市への訪問となった。今回は、トイボックスに加え、池田市でさまざまな復興支援イベントの活動を行っている池田青年連合アトラス実行委員会(福田優子実行委員長)が共催した。
 関西国際空港からバスで到着した一行は、市役所を表敬訪問した後、余野川(池田市東山町)で川遊びをした。水着に着替えた子どもたちは泳いだり、用意していた水鉄砲などをしたりして楽しんだ。途中差し入れのスイカが登場すると、子どもたちは、口いっぱいにほおばって「甘くておいしい」と元気よく話していた。夜は、不死王閣(池田市伏尾町)でバーベキューや花火などを楽しんだ。
 子どもたちといっしょに川遊びを楽しんだ同実行委員会の福田実行委員長は「今日は、南相馬の子どもたちを池田市に無事に招待できて安心しました。子どもたちが川遊びを楽しんでいるみたいでよかったです」とコメントした。
 ふみだす未来の教室は、白井代表が東日本大震災発生以後、東日本大震災復興支援財団による協力でオープンした。発達障がいなどさまざまな課題を抱える子どもたちの学習支援や心理ケアを行うことを目的としている。=情報提供・池田市(梶川伸)2014.08.09

トイボックス ふみだす未来の教室

更新日時 2014/08/10


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