エンゼル車 近く100人目 池田・ダイハツ 第4子祝い
池田市で4番目の赤ちゃんが生まれた際に、ダイハツ工業の軽自動車を3年間無償貸与するエンゼル車制度があり、これまでに99家族が制度を利用した。今年中には100家族目が誕生するとみられる。
池田市は1997年にエンゼル祝金条例を施行した。市内に1年以上住む家族に赤ちゃんが生まれると、第3子は2万円、第4子は20万円、第5子以上は30万円をプレゼントする市民課によると、2009年度に誕生した第3子は98人、第4子は19人、第5子は1人だった。
条例制定に伴い、市は本社が市内にあるダイハツ工業に協力を要請、エンゼル車制度も発足した。第4子が誕生した家族は申請をすれば、ムーヴかミラを3年間無料で借りられる。借りる具体的な条件は、申請者とダイハツ工業が話し合う。市民課によると、1997年以降、第4子以上の誕生は210人。このうち、99家族がこの制度を利用した。セカンドカーとして借りる人が多いという。
98番目に借りたのは、吉田町210、織田(おりた)博行さん、朋美さん夫婦。啓太君(11)、奈那ちゃん(8つ)、祢々ちゃん(3つ)に続いて、2010年6月22日に煌太君が誕生した。
織田さん方は、博行さんの両親、祖母と4世代が同じ敷地に住んでいる。家族で乗る6人乗りの車、博行さんの仕事用の車もある。朋美さんは博行さんの母と1台の車を共用していたが、「子どもが小さいと車は必要。借りた車は私の専用みたいなもの」と、自由に使える車を喜んでいる。(梶川伸)
更新日時 2010/09/23