豊中「伝えよう!いのちのつながり」作文で表彰式
第5回「伝えよう!いのちのつながり」作文コンクール(豊中モラロジー事務所主催)の表彰式が11月10日、豊中市の豊中商工会議所で開かれた。
命のつながりや感謝の気持ちを伝える小、中学生を対象にした作文で、豊中市内の29校から4131人が応募した。元甲子園短期大学教授の村田盛一さんらが審査し、30人が入選し、浅利敬一郎市長らから賞状が渡された。
表彰式では入選昨作品が朗読されて披露された。家族も参加し、温かい気持ちを表現した文章を聞き、改めてわが子を見直している人も多かった。入選作品の中から市長賞などの入賞作品が選ばれた。
▽市長賞=箕輪小学校4年、宮久保大樹さん「おばあちゃんへ」▽教育長賞=第九中学校1年、新階望乃さん「お母さんへ」▽市議会議長賞=野畑小学校6年、助川哲さん「いつもがんばってる校長先生へ」▽モラロジー研究所賞=北条小学校3年、吉永静流さん「トラックのうんてん手さんへ」
◇市長賞=箕輪小学校4年、宮久保大樹さん「おばあちゃんへ」
ぼくの大好きなおばあちゃんは、お母さんのお母さんで、うちのすぐ近くに住んでいます。
おばあちゃんの家は、学校から帰るとちゅうにあるので、帰りによく遊びに行きます。
特に、おばあちゃんが、「ここに帰っておいで」という日には、印のバンダナがガレージの柱にまいてあって、その日は「やったー!」と思いながら、インターホンのボタンを押します。
おばあちゃんは、すごくやさしくて、ぼくにいろいろ世話を焼いてくれます。
ほしかったプラモデルを買ってもらうこともあるし、何より、お母さんにはちょっと相談できないことも、おばあちゃんなら聞いてくれます。例えば、学校でいやなことがあって、おちこんでいる時も、おばあちゃんなら、「大丈夫だよ!」と、どーんとはげましてくれます。たった一声はげましてくれるだけで、それまでの暗い気持ちがスーッと晴れていくような気がします。
だからぼくは、おばあちゃんのことを一番たよりにしていて、一番好きです。
おばあちゃん、長生きしてね。
言葉に出来ないくらい、たくさんありがとう。
大樹より
更新日時 2013/11/11