永楽荘桜自治会館オープン 寄付金500万円を集めて―
豊中市永楽荘3丁目に29日、永楽荘桜自治会による新しい自治会館「さくらんぼ」がオープンする。自治会館は大口の寄付にたよらず、自治会員全員から寄付金を集めて建てられたもので、自治会活動や災害時の避難場所として使用するほか、地域の高齢者や子育て世代が集う交流の場としても活用される。
自治会館建設にあたって必要な金額は1500万円。永楽荘桜自治会は豊中市から自治会館整備等助成金として1千万円を受け、残りの500万円を会員による寄付や古紙回収の収益などで地道に集めた。自治会長の藤井加代子さんは「コミュニティの結束のためにも地区内の建設は住民の悲願だった。会員全員の力で会館を建設できたことがうれしい」と話した。
29日は、午前10時から完成式典などが開かれ、第十四中学校吹奏楽部の演奏や落語家・笑福亭仁勇さんの落語、ギター演奏などが午後5時まで披露される。参加費は無料。=情報提供・豊中(早川方子)
更新日時 2010/08/27