千里地域で健康診査などを行う一般財団法人が豊中市に600万円を寄付
一般財団法人関西労働保健協会は地域保健事業に活用してもらおうと9月20日、600万円を豊中市役所に寄付した。関西労働保健協会が一般財団法人に移行した際に策定した公益目的支出計画に基づき、寄付したもの。豊中市保健所で実施している地域でのがん検診などの生活習慣病予防事業や乳幼児健診などの母子保健事業などに活用される。豊中市は、2013年3月に「健康づくり計画」を策定。同計画に基づき、乳幼児健診や市民検診、がん検診など健診(検診)情報の周知や受診しやすい体制づくりを図り、受診率の向上をめざしている。
関西労働保健協会は各種健康診断、保健指導等の総合的な産業保健活動を行う団体で、1989年に創設された。1992年には千里ライフサイエンスビル(新千里東町)に千里LC健診センターを開設し、メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査や乳がん検診、市の国民健康保険加入者を対象にした人間ドッグ事業などを展開している。
20日午前10時に関西労働保健協会の平川茂副理事長ら4人が市役所を訪れ、目録を浅利敬一郎・豊中市長に渡した。受け取った市長は感謝状を贈呈し、「いつも健康診査などにご協力いただきありがとうございます。がん検診など地域保健の充実に活用します」とお礼を述べた。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2013/09/20