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女性起業家大賞にユミコーポレーション

辻さんの夢は大きい。事務所には、高齢者らが楽しく暮らせる理想の町「ユミタウン」の地図を掲げている

 元看護師の女性が経営している介護サービスが注目されている。豊中市中桜塚2、ユミコーポレーションの代表取締役、辻友美子さんは、デイサービスや居宅介護支援事業所など10カ所の運営や福祉用具の販売など、介護事業を中心に事業展開を進めている。2012年8月には全国商工会議所女性会連合会の女性起業家大賞最優秀賞に、豊中市の起業家で初めて選ばれた。
 辻さんは2008年に起業した。看護師として病院に勤務していたが、育児休業中に介護支援専門員の資格を取得して介護事業にも携わるようになった。そうするうち、「高齢者に密着し、喜んでもらえるサービスを提供したい」との思いが強くなったという。
 ユミコーポレーションの介護施設は暖かみのある色の壁紙で、インテリアも快適なものを選んでいる。単なる介護のための施設ではなく、定期的にバス旅行を企画したり、普段の送迎時に米や水など重い物を届けたりと、高齢者のニーズに寄り添った経営が受けているようだ。
 辻さんは今後の事業展開について、「地域の雇用や、働く母親のための事業もしたい」と話している。
(早川方子)

更新日時 2012/12/19


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