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ブランカパロマが着物マナー講座を開催

襟の角度で若々しく清楚な印象になる。衣紋の抜き加減、帯の高さなど、着付けによって同じ着物でも印象ががらりと変わるのが着物のおもしろさであり、怖さでもある。成人式では清楚な装いを心がけたい

◆振り袖にふさわしい所作を

 成人式の着物やウエディングドレスの貸し出し、着付け、ヘア・メイクや写真撮影を行うブランカパロマ(池田市大和町5)が、12月2日(日)、2014年度に成人式を迎える女性を対象に「成人式での立ち振る舞いマナー講座」を開催する。参加者は実際に振り袖を着た状態で車の乗り降りや荷物の持ち方などをシミュレーションし、着物にふさわしい所作を学ぶ。

 ブランカパロマは2011年、成人式を迎える人を対象に着物のマナー講座を開いたところ、「事前に聞いているのと聞いていないのとでは全く違った」と大好評だった。最近は親世代でも着物を着慣れない人が増えていて、「子どもに教えてやりたくてもできない」「どこで聞いてよいのかわからない」との声も多い。ブランカパロマは「日本の伝統文化を継承していきたい」との思いから、マチゴトとの共催でマナー講座を開催することになった。

 着物の着付けとマナー講師を担当するのは、着付け師の森部則子さんとブランカパロマ専務の能勢貴久子さん。森部さんは「振り袖にはそれにふさわしい所作があります」と話す。例えば床に落ちた物を拾う時には、裾や袂(たもと)が開かないよう気をつけると同
時に、長い袖が床に着かないようにしながら背筋を伸ばして腰を落とさなければならない。洋服を着ている時と同じように動くと、不格好なだけでなく、大切な着物を汚してしまう恐れもある。能勢さんは「着物に着慣れていないと、どうしても靴の歩き方になってしまいがちです。まずは着物での美しい歩き方だけでも身につけてほしいですね」と何気ない動作の大切さを語った。

◆マナーで差をつける

 ブランカパロマの代表取締役、楠田昌弘さんは「着物は柄が違っても基本的な形は同じです。だからこそ、着物を着るとその人本来の姿が際立ち、立ち居振る舞いが印象に大きく作用します。当日はお母様もぜひ一緒に講座をご覧になってください」と、マナー講座への参加を呼び掛けている。(早川方子)

◆講座の流れ
①会場1階で振り袖に着替える
②各自、荷物を持って階段で2階へ。荷物の持ち方、階段の上り方を練習
③会場2階で椅子の座り方と立ち方の練習。荷物の置き方も同時に学ぶ
④歩き方の練習
⑤おじぎなど、成人式会場での所作をシミュレーション
⑥車の乗り降り
⑦個室にてマンツーマンでトイレの練習
⑧会場1階へ。階段の下り方を学んで終了

■開催日/12月2日(日)
■時間/13時~と、15時半~の2回
■場所/「ブランカパロマ」 
    池田市大和町5-15(阪急池田駅から徒歩5分)
■対象/2014年に成人式を迎える方
    (2013年4月~2014年4月2日に20歳になる方)
■参加費/1人1000円 (着物レンタル料含む)
■定員/各10人
■申し込み先/マチゴト編集部へFAX(06-6346-8256)、またはメール(info-toyonakaikeda@machigoto.jp)に、名前と連絡先、希望時間、着物についての質問などを明記し、お申し込み下さい
■締切/11月30日(金) ※当日は着替えやすい服装でお越し下さい

更新日時 2012/11/26


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