病児保育「シャイニーキッズ」 利用者増える
豊中市岡上の町の「シャイニーキッズとよなか」は、病気にかかり、保育所などに通えない生後3カ月~小学校低学年の子どもを預かる病児保育をしている。代表の岡野幸恵さんは「2011年6月のオープン以来、少しずつ利用者が増えてきた」と話し、「子どもは容体が変わりやすく、当日キャンセルになることも多い。運営は大変だけど、地域の若い両親が安心して仕事や子育てが出来る環境づくりを支援したい」と熱く語る。
今年になって、1カ月に45人から100人ほどを預かっている。病気の種類は感冒、咽頭炎、気管支炎が多く、夏はプール熱を引き起こすアデノウイルス感染症、冬はインフルエンザ、RSウィルス感染症、ノロウイルスやロタウイルス性胃腸炎などが多かった。呼吸管理が必要な場合をのぞき、ほとんどの病気の子どもを預かるため、園内感染防止にもっとも注意を払ってきたという。
岡野さんは「ツテを探したが預かってもらえるところがなく、飛び込みで来られたお母さんもいる。外国人ママも利用してくれるようになった。病児保育のニーズは高いはず」と意欲を見せている。(進藤郁美)
更新日時 2012/11/07