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「川柳は人生の縮図」 川柳五月山

「森中さんの指導のもと、自分たちが詠んだ句をまとめた句集『がんがら』も発行した」と両澤さん

 池田市で活動する川柳五月山は本格派の川柳を学び、楽しむグループで、2002年に発足した。地元の山登り愛好家が集まる五月山早朝登山会のメンバーが母体となった。「体の健康のために登山を続けているが、頭の体操も必要」と、山を登りながら句を詠み始めたのが会のスタートのきっかけだったと、幹事長の両澤延行さんは話す。
 両澤さんは番傘川柳本社同人で、川柳の魅力について、「絵に例えると、川柳は人物画。わずか17文字に人生の縮図がある」と話し、「それぞれの個性が出て面白いし、人間を好きになれる」と語る。2004年から女流川柳家の森中恵美子さんを特別講師、選者に迎えている。
 現在の会員は約30人。月1回、池田市立コミュニティセンター(栄本町)に集まって、句会を開いている。句会で詠んだ句の中から10句ほどは、池田市公益活動推進協議会が毎月発行する情報誌「コアラ」に掲載している。
 9月16日~11月4日の毎週日曜午後1時半~3時半、中央公民館(菅原町)で市民講座「楽しい川柳」を開く。「関心がある人はぜひ。日々の生活の中で感じたことを川柳にする面白さを多くの人に伝えたい」と両澤さん。問い合わせは両澤さん072-751-6829。(進藤郁美)

更新日時 2012/09/12


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