五月山動物園でウォンバット骨格標本作り
五月山動物園で日本初のウォンバット繁殖例だった「サツキ」の骨格標本作りが一般公開された。
大阪自然史センターの西澤真樹子さんが歯ブラシを使って、背骨や尾骨などを1本ずつ洗浄する様子を披露した。西澤さんは「写真や文献からでは確証が得られなくても、骨は『確かにそこに存在した』と証明してくれる。200年後もきれいな状態で残るように作っている」と話し、「これまで600頭ほどの動物の標本作りに携わってきたが、ウォンバットの標本を作ることになるとは思わなかった。貴重な動物なので大切に扱いたい」と笑顔を見せた。
標本作りは9月22日に組み立て、11月17日に仕上げの行程を公開した後、12月1日のサツキ1周忌イベント「おかえりウォンバット」で完成した姿が披露される。緑のセンター072-752-7082。=情報提供・池田市(進藤郁美)
更新日時 2012/08/07