建設現場の安全を見回る「宅地防災パトロール」
宅地防災月間(毎年5月1日~31日)期間中の5月25日、大雨などで宅地造成地の地盤が緩み、土砂が流出して周辺の住宅や道路などに被害がでるのを未然に防ぐため、豊中市が市内の工事現場などで「宅地防災パトロール」を実施した。各担当部局の職員が現場を回り、工事施工者に危険箇所の改善や安全の確保を指導。同市開発審査課は「大雨などで土砂が工事現場からあふれ出さないよう注意しながら、工事を進めてほしい」と、大雨や台風の対策に万全を期すよう注意を呼び掛けた。
パトロールは、府が宅地防災月間と定めている5月に、宅地造成や土砂採取によって生じるがけ崩れや、土砂の流出に伴う宅地の災害発生を未然に防止することを目的に、1972年から毎年実施。造成により土砂が流れやすくなっている箇所などを中心に、降雨量が増す梅雨の時期を前に調査している。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2012/05/25