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蛍池小学校児童がイチゴ狩り

たくさん実ったイチゴ畑から赤いイチゴを探す児童たち

 豊中市立蛍池小学校の6年生の児童が5月17日、学校近くの畑でイチゴ摘みに挑戦した。校区内に住む農家の協力を得て行われた自然体験学習の一環で、児童らは歓声を上げながら、緑の葉っぱの根元に隠れている真っ赤に熟したイチゴを夢中になって摘んでいた。参加した児童は「買ってきて食べるのとは違って、摘みたては柔らかくて甘くて、一番おいしい」と笑顔で話していた。
 このイチゴ摘み体験は校区内で農業を営む黒田清隆さん(75)が、日ごろ体験できないイチゴ摘みを通して、子どもたちに自然に親しんでもらおうと同校に呼びかけ、1997年から毎年この時期に行っている。イチゴは、黒田さん所有の畑(約1600平方メートル)の一角で米の裏作として栽培しているもので、昨年11月に、豊中市立第十八中学校の2年生が職業体験の一環として約400本の苗を植え、半年かけて黒田さんが育てた。
 収穫したイチゴは、この日の給食の時間に食べる他、児童の自宅にお土産として持ち帰った。黒田さんは「中学生の職場体験も長年受け入れていますが、いずれもいい体験になっていると思います」と語っていた。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2012/05/17


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