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タイのエイズ孤児救援「バーンロムサイ展」が池田で

クマの人形1000円、バッグ9800円、古布の財布1万2000円など。値段は高いが、「商品はいい」と中西さん

 池田市菅原町10-8に3月30日、ギャラリー・カフェ「phteah(プテア)」がオープンした。4月15日まで、タイのエイズ孤児施設「バーンロムサイ」で作った製品の展示販売をしている。経営者の中西恵さんは「品質の高い商品で、販売・購入することで、自然に支援につながる」と呼びかけている。
 バーンロムサイはチェンマイの郊外にある。両親をエイズで亡くし、自身もHIVに母子感染した子どもたち約30人が生活している。施設では、子どもたちが古い布を裂くなどした後で織った「さき織り」の服などを作り、山岳民族でHIV感染している女性の手芸品なども合わせて販売して、運営費にあてている。
中西さんの母が施設の創設者、名取美和さんと知り合いだったことから、ギャラリーの最初の催しとして、バーンロムサイ展を開くことになった。中西さんは「東日本大震災の影響で寄付が激減している。少しでも役に立ちたい」と話す。
展覧会の終了後、有機野菜のスープや自然派のワインを中心にしたカフェも営業する。木曜から日曜の正午から午後8時。072-737-5326。(梶川伸)

バーンロムサイ phteah

更新日時 2012/03/30


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