ウォンバットの「サツキ」が死亡 池田市立五月山動物園
池田市立五月山動物園(池田市綾羽2)の珍獣ウォンバットの「サツキ」(雌、19歳)が12月1日朝、死んでいるのを飼育員が見つけた。1992年1月に日本で初めて同園で繁殖に成功した個体だった。
サツキは、池田市とオーストラリア・ローンセストン市の姉妹都市提携25周年を記念し、1990年5月に贈られた3頭(雄のワイン、雌のワンダー、雌のティア)のうち、ワインとワンダーの長女。ワンダーがサツキをおんぶする様子が話題を集め、ウォンバットは池田市のマスコットになった。
人間では80歳くらいに相当するサツキは11月22日から体調を崩し、自力で採食できない状態になっていた。死因は食道疾患による誤嚥(ごえん)性肺炎だという。同園はサツキを骨格標本にして保存する予定。
同園のウォンバットはワイン、ワンダーとふくの3匹になった。=情報提供・池田市
(進藤郁美)
更新日時 2011/12/02