外国人音楽家が東日本大震災チャリティー
豊中市在住のペルー音楽コンビ、フローレス・デュオが10月20、21日に東北を訪れ、9月に行われたチャリティーコンサートで集まった義援金を渡すとともに、現地で無料ライブを行った。
フローレス・デュオは兄のフレディさんと弟のヘススさんの2人で活動し、中南米の音楽や、ラテンアレンジした日本の曲を演奏して人気を集めている。東日本大震災後の4月に、楽器だけを持って被災地を訪れライブをしたが、しっかりとした活動をしようと、9月19日に服部緑地野外音楽堂で外国人音楽家によるチャリティーコンサートを開催。集まった協賛金など約100万円は、岩手県盛岡市の児童養護施設や、宮城県南三陸町などに贈った。
ヘススさんは「10月に入っても街には瓦礫が残っている。少しでも力になりたい」と話した。フレディさんは「時間は流れていくので、新しい大きなことがあると震災のことを忘れてしまう。今後も継続して支援をしていきたい」と、言葉に力を込めた。 (礒野健一)
更新日時 2011/10/28