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地域住民と学校が獅子頭を手作り 上野文化祭で初披露へ

 豊中市・上野公民分館で、10月23日に開催される上野文化祭で、地域住民と小・中学校が協力して製作した獅子頭を使った獅子舞を披露される。上野小学校区には神社・仏閣がなく、転入出者も多いことから地域の祭りがなかったが、「伝統がなければ自分たちで作ろう」と、毎年1月に開催する「新春上野フェスタ」で獅子舞やとんどなどを実施。しかし、獅子舞を毎年借りることが難しくなり、今年1月から製作に着手した。軽さや強度にこだわり、本体の材質や塗料選びにも試行錯誤を重ね、雌雄の2体を完成させた。上野小学校や、隣接する第十一中学校も製作に協力し、舞を踊るのも地域住民というまさに上野生まれの獅子舞が誕生する。
 上野公民分館は「伝統的な行事を多く行うことで上野のふるさとのまつりとして定着させたい」と話している。
なお、23日の文化祭は午前10時から午後4時まで開催され、舞台発表や屋台コーナー豊中高校の生徒たちによる理科実験などが行われる。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2011/10/19


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