悲喜こもごもの人生
「同病の逝去のニュース神思う」
ある朝、突然に「くも膜下出血」で倒れて以来、5年余の歳月が流れた。集中治療室での闘病は、不安だけが募り、落ち込んでいく一方の私の問いに、執刀医の先生が力強く「大丈夫!」と言って、笑顔でうなずいてくれた。このひとことが何よりの“特効薬”となって、「人生のトンネルだって光あり」と希望が湧き、前向きになる事が出来た。
先日、体調を崩して、“笑い薬”となっている川柳部会を欠席したが、柳友から「大丈夫?」の電話とお見舞いのハガキまでいただいた。すると、高い血圧にびくびくしていた心が次第に穏やかになり、落ち着きを取り戻すことが出来た。これからも、喜怒哀楽の人生ドラマを重ねながら、“言葉の力”を、日々の暮らしの潤滑油としていきたい。(池田市、松崎令子さん)
更新日時 2011/10/17