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疋田さんが被災地報告「ケーキで被災者も自分も涙」
被災者の一人ひとりにチーズケーキを手渡す疋田さん
豊中市本町４の「ビストロ疋田」の疋田恒朗さんが８月１６日～１８日、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市へチーズケーキを届けた。
震災直後、店に置いた募金箱に集まった基金で、チーズケーキ４０００人分を用意し、１６時間かけて現地へ運んだ。凸凹の道を通って市立石巻湊小学校や中央公民館など計１２カ所の避難所を回り、用意したチーズケーキを１人ひとりに手渡した。
疋田さんは「避難所で生活している人の多さに驚いた。みなさん、疲れていらっしゃるのか、甘いものがすごく喜ばれました。チーズケーキを渡すと、涙を流す方が多かった。自分も感動して涙が出た。思い出せば、また涙が出る」と話す。
石巻港の近くでは、死んだ魚のにおいが立ち込めた。市内には緑がなくなっている。半年経った被災地の現状を見た疋田さんは、ビストロ疋田で「被災地にハーブを植えましょう！」募金をスタートさせた。「ハーブの色と香りで心のケアも出来たら」と話している。
（進藤郁美）
更新日時 2011/08/25
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