気仙沼に池田の風呂 青年会議所が裸の付き合い
池田市と池田青年会議所が8月6日、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市に移動式循環型風呂を設置し、無料浴場「池田ふれあいの湯」を開いた。
津波で大きな被害を受けた老舗銭湯「亀の湯」の浴室に、風呂を取り付けた。湯船の正面には、池田市立五月丘保育所の園児が描いたヒマワリの横断幕が飾られている。池田市民から集められたタオルや石けんなどの備品も運び込まれ、8日から利用されている。
開設式に参加した池田青年会議所の名村研二郎理事長は、「亀の湯は港町・気仙沼で、地元の方や漁師の方から愛されてきた。津波で被害を受けたが、これをきっかけに、コミュニティーの場として復活してもらえたらうれしい」と話した。
施設はひとまず3カ月間の運営が予定されており、燃料費は池田市に集められた義援金で賄われる。
池田青年会議所は、気仙沼市の「すがとよ酒店」の復興祈願酒「負げねぇぞ気仙沼」を仕入れ、イベントで販売するなど、今後も継続的な支援活動をしていく予定だ。(礒野健一)
更新日時 2011/08/25