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お菓子でまちづくり「豊中おやつ宣言」

豊中生菓子組合支部長でもある栄久堂吉宗の吉川嘉一さんは「既存の商品がまちづくりにつながることと、手続きが簡単なことが、参加の決め手になった」と話す

 豊中市地域雇用創造協議会は、市内の和洋菓子店やパン製造業者に売り上げの一部をまちづくりのために寄付してもらう「豊中おやつ宣言」プロジェクトを始めた。地元のおやつを食べることで、まちづくりを応援しようという試みだ。
 プロジェクトに参加しているのは7月末現在で和洋菓子などの31店。店は販売価格はそのままにして、イチ押し商品の売り上げの一部を市の地域活性化の基金に寄付する。
 庄内西町3の和菓子店「栄久堂吉宗」の吉川嘉一さんは、黄身餡(あん)の「吉宗吹上」(1個140円)をイチ押し商品にした。「手に入る最高の材料を使った自慢の味」と言い、菓子作りについて、「気持ちが入っていなければいいものは作れない。材料、技術と心のあんばいを1番大事にしている」と話す。
 協議会の平岡直子さんは「地元に和洋菓子やパン店がたくさんあることを再発見してほしい。おやつを食べる時の幸せな気持ちを分かち合いましょう」と話す。8月20日~9月2日、市内のファミリーマート23店全店で、参加店の菓子を販売する。協議会06-6398-7719。(進藤郁美)

更新日時 2011/08/10


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