編集長のズボラ料理(885)鶏肝煎りつけ辛子マヨネーズ
鶏肝は安いなあ。料理はあまり思いつかないから、煎りつけ一辺倒になる。ただし、これは僕の場合。
煎りつけだから、フライパンで味をつけて炒めながら水分を飛ばしていく。遍路仲間のベテラン主婦は、鍋で煮ながら水分をなくしていくらしい。できあがりは似たようなものだ。煎りつけの方が味がコッテリではあるが。
娘夫婦は鶏肉が好きだ。だから夫婦で時々、自宅に近い奈良市・学園前「鳥鳥」に行くらしい。宮崎地鶏と沖縄料理の店だそうで、先日は地鶏のたたき、せぎも、チキン南蛮、島ラッキョウの焼きおにぎりという変な組み合わせで食べたと話していた。いい所に住んでいるではないか。
店だけではない。何と、近鉄の駅のホームには、冷凍焼き鳥の自動販売機がある。自宅に帰る人をターゲットにしているのだろう。娘夫婦は共働きだから、買ったことがあるに違いない。鶏には不自由しないところに住んでいるもんだ。
娘婿に誘われて先日飲みに行ったのも、奈良市・西大寺の宮崎地鶏の店「マルシン」だった。注文してくれたあては、鴨の生ハムカルパッチョ、燻製鴨のサラダ、おしりのパリ・カリ・スパイシー揚げ、せせり焼きで、さすが鳥通である。
娘も家で鶏肝を使う。作り方は煮る方式。だが、最後がちょっと違う。なーるほど、である。それなら煎りつけ一辺倒を避けることができる。さっそくズボラ料理に採用した。
鶏肝は白い筋のような部分を取り除き、食べやすい大きさにカットする。ボウルに水を張り、塩とショウガの薄切り加え、血抜のために鶏肝を漬けておく。しがらくして取り出し、水分をふき取る。フライパンにサラダ油とゴマ油を入れ、ショウガの千切りも加えて熱し、鶏肝を炒める。まず、だしの素、砂糖で味をつけ、さらに水分として酒を注ぎ、煎り煮のようにする。しょうゆの加え、炒りつけ状態まで炒めるが、焦げつかないようにフライパンを持ち上げて火から離すなどして、水分を飛ばしてく。器に盛りつけ、辛子とマヨネーズを混ぜたものも添え、それをつけながら食べる。
ビールや発泡酒の6缶セットを買うと、おまけがついていることがある。正しくは、おまかがついているものを買う。せっかくのおまけなのに、全く使わないものもある。その1つが、クリームなどを絞り出す簡単な器具。台所の引き出しに長い間に眠っていたが、辛子マヨネーズでついに日の目をみることになった。ビニール袋と絞り出し口が別になっていた。使い終わって、ビニール袋は捨てたが、口は引き出しに残しておくことにした。実はこのおまけ、もう1つある。僕は何とおまけに弱いことか。(梶川伸)2026.07.17
更新日時 2026/07/17