豊中で病児預かり保育サービス
生後3カ月~小学校低学年の病気の子どもを対象とした病児預かり保育サービス「シャイニーキッズとよなか」が6月20日、豊中市岡上の町2、とよなかハートパレット2階にオープンした。
働く親にとって病児保育は不可欠と、岡野幸恵さんが2011年2月に会社を設立し、開設の準備を進めてきた。蛍池南町1の岡野クリニックの小児科専門医で夫の智英さんが、提携医として医療面をサポートする。呼吸管理が必要な場合をのぞき、発熱や嘔吐(おうと)、インフルエンザ、はしかなどほとんどの疾患の子どもを預かる。
「これまで豊中市に病児保育がなかった。病気の子どもが安心して過ごせる場にしたい」と幸恵さん。スタッフの保育士や看護師は「院内感染しないよう常に掃除と消毒を心が掛けている」と気を引き締めている。
提携医について智英さんは「カウンセリングや部屋割りをするなど、感染を防ぐ関所のような役割。診察しながら各部屋に設置したウェブカメラで、病状の変化を見逃さないようにしている」と話している。
(進藤郁美)
更新日時 2011/07/06