池田市、3000万円の寄付を受け 被災地へ温かいお風呂を
防災力の向上につなげてほしいと20日、錢屋アルミニウム製作所(豊島南2、竹安正社長)のグループ会社、ゼニヤ海洋サービスが池田市に3000万円を寄付した。市は緊急時入浴システムなど防災用品や地域防災リーダー講座の開催などの財源にすることを決めた。
ゼニヤ海洋サービスは、東日本大震災で同じグループ会社、ゼニライトブイの営業所が被災した際、市が救援物資を配送するなど助力したことへ感謝の気持ちとして寄付した。同社は「今回の震災では多大な被害が発生しました。この寄付を通して池田市の防災力を向上し、少しでも被害が抑えることができれば」と話している。
市は購入した緊急時入浴システムを「池田ふれあいの湯」として被災地で活用したいと考えている。7月末~8月上旬、池田青年会議所のボランティアが現地入りする予定。緊急時入浴システムは1日10時間の運転で約1000人の入浴が可能な移動式循環型風呂。
また、市は被災地へ持っていく洗面器、石けん(ボディソープ)、シャンプー、リンス、タオル、シェーバーなど入浴品を募集する。受け付け窓口は7月8日(金)~14日(木)、市役所4階危機管理課(午前10時~午後5時)、保健福祉総合センター健康増進課(午前10時~午後5時、9日(土)を除く)、エコミュージアム(午前10時~午後5時、12日(火)を除く)、石橋プラザ(午前10時~午後5時、13日(水)を除く)。=情報提供・池田市
(進藤郁美)
更新日時 2011/06/21