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豊中市外国人市民会議が報告書

報告書の提出

 豊中市在住の外国人委員からなる第8期豊中市外国人市民会議が、任期2年間の会議意見を報告書にとりまとめ2021年5月28日、滝本クラウディア座長から長内繁樹市長に提出した。
 会議は「住み慣れた地域で健康に暮らすために」をテーマとして、ペルー・台湾・中国・韓国の4カ国9人の委員が、市内での生活やコロナ禍からの経験をもとに、困ったことや気付いたことについて意見交換を行ってきまた。
 滝本座長は「豊中市を『誰もが住みよい多文化共生のまち』にするため、私たちの意見を市の施策などに反映していっていただきたい」と長内市長に報告。長内市長は「皆さんが住みやすいように、一緒に住む豊中市民として、私たちが考えなければならないことを、しっかりと考えていきます」と答えた。
 報告書は本市ホームページに掲載。今後は、概要版を日本語、英語、中国語、韓国・
朝鮮語、ベトナム語、スペイン語で作成し、市役所第一庁舎5階人権政策課や市内各施設で配布する。

【主な意見】
■医療、食文化、教育について
・言葉が分からない状態で病院に行くことや、通訳にお金がかかることに強く不安を抱えている外国人がいる。
・学校給食で、宗教上の理由などで、食べることが出来ない食べ物がある。学校側の理解が十分でないように感じたことがある。
■新型コロナウイルス感染症について
・外国人が情報を受け取れるツールが少ない。外国人向けの医療サポートがあるといい。
■その他
・災害などの緊急時に、外国人同士が助け合えるネットワークがあるといい。
・外国人が仕事をする場所を広げ、社会に参加できるようにしてほしい。
=情報提供・豊中市 2021.05.02

更新日時 2021/06/02