震災避難者と消防援助隊が再会 池田
東日本大震災の被災地、岩手県釜石市から池田市に避難してきた宮田吉太郎さんが、釜石市で捜索活動にあたった池田市の消防職員と再会し、感謝の気持ちを伝えた。
釜石市只越町の避難場所にいた宮田さんは3月13日、大阪府の緊急消防援助隊として派遣されていた冨岡健消防士長に「池田市に住む娘にどうか私たちの無事を伝えて欲しい」と依頼。松山高士消防士が救助隊の拠点から娘の小笠原佳子さんに両親の無事を伝えると、小笠原さんは泣いて喜んだという。
現在、宮田さんは妻の啓子さんとともに小笠原さん宅に身を寄せている。「皆さんのおかげで早い時期に池田に来ることができました。再会できて本当にうれしい。お世話になりました」と話している。
冨岡さんは「少しでも不安を和らげられて良かった」と言い、松山さんは「必要最小限の生死と避難場所のみを伝えた。元気な宮田さんに会えて、自分のことのようにうれしく思います」と話していた。=情報提供・池田市
(進藤郁美)
更新日時 2011/04/12