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編集長のズボラ料理(911) 豆乳茶漬け

乗せるのはふりかけで何でも好きなものを

 バスは結構おもしろい。そこで、地元・奈良のバスの写真を撮り始めた。
 コミュニティバスが特に興味深い興味深い。例えば橿原市。小型バスで、車体の後に特徴がある。
 橿原市は明日香村に隣接し、世界遺産に指定された藤原宮跡などがあり、日本の古代の中心地だった。そこで、飛鳥時代の5人の女性のイラストをあしらっている。推古天皇、持統天皇、斉明・皇極天皇、額田王、そして善信尼。
 僕は京都と奈良の府県境に住んでいて、生活圏は主に奈良だから、奈良のことは結構知っていると豪語していた。しかし、恥ずかしいことながら、善信尼は知らなかった。
 調べてみると、日本初の尼僧だという。浅い知識が露呈してしまった。バスを侮ることなかれである。
 奈良の歴史は深い。葛城市のコミュニティバスには「けはや号」がある。歴史上で相撲の起源とされるのは、當麻蹶速と野見宿禰の試合。當麻蹶速は今の葛城市の出身とされるので、バスが伝統を引き継いでいる。
 バスだけではない。葛城市相撲館という施設もある。道の駅かつらぎのフードコートには、ちゃんこ鍋定食もある。店の名前は「HAKUHO」だから、大相撲にもつながっているのだ。
 遍路仲間で、キリンビールの工場見学に行ったことある。実は見学の後のビールの無料試飲が目的だった。神戸市・三宮から送迎バスに乗った。このバスが缶ビールの外観をしていて驚いた。外から社内は見えなかったが、見えていたら僕らの魂胆も見えて恥ずかしかったに違いない。
 もっと驚いたバスと出会った。永谷園のマイクロバス。お茶漬け海苔の袋と、大相撲の懸賞幕で見るあの色が、車体を覆っていて、目をむいた。
 ということで、永谷園に敬意を払って、変形茶漬け。温かいご飯に冷たい豆乳をかける。豆乳に味はあるが、それだけではもの足りないので、お茶漬け海苔をを振りかける。袋は派手でも、中身はそうではないので、落ち着いて食べられる。
 遍路仲間は、よく工場見学をした。大阪府吹田市のアサヒビール、島本町のサントリー、北海道・余市のニッカ。四国とは別に、酒遍路にも励んでいる。(梶川伸)20256.11.06

更新日時 2026/11/06


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