押しつけ花物語
四国遍路の途中、徳島県勝浦町の「ふれあいの里さかもと」に寄った。廃校になった小学校の校舎を使った宿泊施設だった。 食事は地元のおばちゃんたちが作る田舎料理...
ハルジオンはあまり好かれない花かもしれない。どこにでも生えてくる花だからかもしれない。しかし、よく見れば繊細な花だ。 春はオオイヌノフグリから始まり、コメ...
マンションの1階に住んでいて、小さな庭がある。庭は道路に面していて、地面からは石垣で3メートルあまり上がっている。石垣の上はユキヤナギの生け垣になっている。 ...
この春は初めて、ツクシの佃煮を作ってみた。自宅から行く散歩道には3個所、ツクシがまとまって顔を出す場所がある。1度は煮てみなければいけないと思ってはいた。でも...
冬は花が少ない。特に野の花は。 押し花にも困る。そこで、サザンカに目をつける。花全体ではなく、しべの部分、つまり花芯(かしん)を使うことが多い。きざに言え...
カタバミの三つ葉が好きで、押しつけ花にもよく使う。いわば、私のサインのようなものだ。 今回はカタバミの葉をたくさん押してみた。人も日焼けするが、植物もそう...
スイバと言ったり、イタドリと言ったり。山道や野原、都市部の道端にも生えているのに、いろいろな名前を持っている。子どものころは、スカンポと覚えた。「道のスカンポ...
春先に、サンシュユを押し花にしていたのを思い出した。 サンシュユはやっかいな花だ。細い花びら中心からラッパ状に広がっている。チリチリとした姿が愛らしい。し...
紅葉の季節に、モミジと赤さを競うものがある。それはドウダンツツジだ。 兵庫県・中北部の紅葉の名所、丹波三山の1つの円通寺も、目線の高さでドウダンツツジ、見...
秋になると、押し花ではなく、押し葉もしてみたくなる。木々の紅葉に目が向かうからだ。 そもそも、私の押し花は紅葉から始まった。仲間で兵庫県宝塚市の武田温泉で...